緑内障 治療薬

視野検査で何が分かるのか?視野狭窄がある人の特徴

緑内障の早期発見方法としても有効な視野検査ですが、今回は視野狭窄がある人の特徴についてわかりやすく解説します。

まず、視野狭窄とは、具体的にどういうものなのかを説明します。私たちがものを見るとき、当然見たいものをまっすぐに見ます。ですが、わあたしたちの目は、その周辺のものも同時に捉えます。

この見える範囲の広さが視野というものです。視野が広い人は、ある一点を見ていながらも、周囲の様々な情報を得ることができるのです。ですが、視野狭窄に陥ると、この周囲の見える範囲というのが、だんだんと狭くなっていくのです。最終的には、中心部分が、トンネルのようにしか見えなくなってしまいます。

視野狭窄は、本人に自覚症状が出てこない程に遅々とした速度で症状が進行します。そのため、自覚症状を認識した時には、もう末期状態だったということも珍しくありません。なぜそんなことになるのかというと、私たちのほとんどは、両目を使って外界を認識しています。

視野狭窄の症状というのは、片目ずつにあらわれるのですが、片方の目の視野が落ちても、もう片方の目が、それをフォローしてしまうのです。そうして、普通に生活している面では、何一つ問題ないように見えるのです。そして、両目でも異常を感じる頃には、それぞれの目の視野狭窄はかなり進行しているといったケースが多くあります。

さて、では視野検査というものの概要と役目についてです。視野検査は、視野狭窄な緑内障を早期に発見するために行われることが一般的です。視野計という機具を使って、片目ずつ、視野に異常がないかを検査します。

顎を固定して、機械に表示される映像の中心を見ながら、周囲に小さな光が見えた時にボタンを押して、どこに異常があるのかを確かめる方式が代表的な視野検査です。

視野狭窄や視野欠損がある場合、その光を認識できない場所が存在し、それをもとに、眼科医が診断を下すというわけです。比較的短時間で検査は終わり、費用も高くないので、緑内障適齢期と言われる40歳代になったら定期的に受けることをおすすめします。

視野狭窄によって一度狭まった視野は、現代の医療では、元に戻すことは不可能とされており、いかに早く見つけて、対処できるかどうかにかかっています。ここで説明した視野検査と、もう一つ眼底検査という検査が緑内障の早期発見に役立ちます。

視野検査の方は、たいていに眼科医であれば、機具が設置してあるので、最寄りの眼科医で手軽に受けることが可能だと考えられます。視野狭窄は、重度の症状になると、日常生活に著しい障害を発生させるので、早いうちに発見することが重要です。

自分が見たいところさえ見えれば問題ないのではないかという声も稀に聞くのですが、自身が考えているより、ずっと視野の役割は大きいのです。視野狭窄の症状が知りたいのであれば、身近なA4サイズの紙を縦に丸めて覗いてみてください。筒の直径は自由ですが、症状が進行するにつれて直径が狭くなると考えて構いません。

視野が無くなるというのは、その覗いた状態の視界が一生続くということです。それが不便だと感じたのであれば、定期的な視野検査の実施を勧めます。

「痛い?痛くない?緑内障のレーザー治療」

緑内障のレーザー治療と聞くと、眼球にレーザー光線を当てるから痛いのではないか、と考える人が多いと思います。あるいは、感覚を麻痺させるために麻酔を打たなくてはいけないから注射が痛そうだと思ったり、手術が成功しても、しばらく痛みが残りそうだと思ったりする人もいるかと思います。

このように、レーザー治療は誤解を受けやすいですが、実際に施術する際は、痛みが発生する場面はまずないと考えてもらって構いません。治療前の麻酔は、点眼麻酔と呼ばれるものが主流で、これは、目薬のようなもので液体を眼球に注入し、神経と感覚を一時的に麻痺させます。

その後、レーザーを照射し、房水部分の改善(房水の流れを健全な状態に戻す)を行います。手術自体は、短時間で終了することが多く、そのあとに生活上の制限があったりすることもなく、痛みが残ることもありません。眼帯をつける必要もなく、普段通りの状態に戻ることができる場合がほとんどです。

レーザー治療の種類ですが、レーザー虹彩切開術と選択的レーザー線維柱帯形成術の2種類が一般的です。レーザー虹彩切開術は、文字通り、眼球の虹彩根部にレーザー照射を行い、房水の流れを改善させます。

極めて短時間で治療でき、痛みも一切ないので、レーザー治療の主流となっています。もうひとつの選択的レーザー線維柱帯形成術とは、名前は長くややこしいですが、簡単に言えば、眼球の細胞の一部にレーザーを当て、細胞を活性化させて、眼圧を下げようとする治療法です。

ですが、レーザー治療を行うのは、あくまで、点眼薬や点滴薬が効かない場合に行うべきです。重度の緑内障でない限り、点眼薬のみで十分対処出来る場合が多いため、レーザー治療は最後の手段にしましょう。

痛みがないからといって、何度も実施しても、効果には個人差が有り、回数を増やしても効果がない人もいます。最後に、レーザー治療の費用ですが、健康保険加入者の3割負担の場合、どちらの手術の場合でも片目につき、およそ2万円から3万円程かかります。

視野狭窄患者が服用すると危険な成分と市販薬

緑内障になると、飲んではいけない薬がいくつかあります。その薬のことを禁忌薬といい、医師から服用することを禁止されます。特に、緑内障の患者の中でも、閉塞隅角緑内障の場合、眼圧が上がることが、非常に眼球にとって悪影響を与えるため、眼圧の上がる作用を持つ薬は、ほとんどが禁忌薬に指定されています。

この閉塞隅角緑内障患者の割合は、緑内障患者全体に比べて、あまり多くありません。これ以外の緑内障の場合は、禁忌薬はさほど種類が多くありません。やはり、問題になりやすいのは、眼球の隅角が閉じてしまっている人です。

では、具体的にどんな薬が、禁忌とされているのか説明したいと思います。代表的な成分は、抗コリン作用です。一般に市販されている風邪薬などや、医師から処方される花粉症の目のかゆみの炎症を抑える薬などに含まれていることが多く、この作用によって、眼圧が上がるため、禁忌とされています。

抗コリン作用を持つ薬で、それ以外には咳止めの薬や、高血圧治療薬、うつ病の時に投薬される抑うつ作用を持つ薬も、眼圧を上げてしまうことが確認されています。

うっかり服用しないためには、具体的にどうすればいいのでしょうか。まず、医師にかかる時には、自分が閉塞隅角緑内障であることを申告します。一見、緑内障と関係ないような病気の診断の時にも、必ず申告するようにしましょう。次に、市販薬を買う場合の注意です。実際に緑内障の人が気をつけなければいけないのはこちらのケースです。

なぜなら、医師の人たちは、緑内障について知識が有ることが多く、患者が何も言わなくても、医者の方から緑内障か否かということを聞いてくれることが多いためです。

しかし、市販薬を買う場合には、店員が律儀に聞いてくれることは稀です。成分を自分自身でしっかりと確認して、服用しても問題ないかを確かめる必要があります。分からない場合、購入を控える方が安全であるケースもあります。

「視野狭窄が進行すると失明!?知っておきたいその失明率」

緑内障の知識として知っておきたいことの一つに「緑内障(視野狭窄)の進行によって失明するのはどのくらいの割合か」というものがあります。緑内障の進行による失明者は、失明者全体の20%から25%ほどであると考えられています。

ですが、緑内障によって失明する確率はかなり低く、緑内障患者のうち、およそ0.1~0.15%程度に過ぎません。失明まで発展するケースでは、自覚症状がないまま進行して、気づいたときには手の施しようがないほどに症状が悪化していたケースのみで、全体から見ると稀なケースです。

通常、視野狭窄の自覚症状が現れた時点で、本人がおかしいと感じて、眼科に行き検診を受けて、緑内障が発覚するケースでも、治療が間に合い、失明まで悪化することはほとんどないのが現状です。

適切な治療さえ行えれば、近年の医療技術では、失明することは緑内障末期状態でない限り、まず無いと思って構いません。早期の段階で発見できれば、症状の進行をかなり早い段階から遅らせることが可能なので、生きているうちに症状が進行して、失明に至る可能性もほぼないのです。

ですが、だからといって、安心してはいけません。緑内障(視野狭窄)は、一度悪化してしまうと視力を元に戻すことができません。着実に症状は進行していくのです。通常、治療には、点眼薬や点滴薬を使用して、症状を遅らせますが、その効果は、個人差があります。

稀に、薬が効きにくい体質の方がいますが、その場合、症状の進行を抑えるのが困難になります。手術をすれば、ある程度は改善できますが、その場合も、失明のリスクは若干高くなります。

最後に、統計から分かることを簡単に解説します。40代から50代の緑内障患者の割合はおよそ5%です。20人に1人が視野狭窄の症状があるということです。そして、視野狭窄患者の0.1%がその症状の進行によって失明するということですので、緑内障適齢期の成人約2000人に1人が失明するということになります。

気づかないうちに症状は進行している?視野狭窄の早期発見方法

緑内障という病気は、知らず知らずのうちに進行していることが多い病気として知られています。緑内障の場合、一旦悪くなってしまった視力は元に戻すことは不可能に近いので、いかに早く発見し、治療するかが重要になってきます。

ですが、緑内障の自覚症状から、早期発見することは極めて困難です。緑内障の症状は、発症時点ではほとんど自覚症状がないのです。自覚症状が認識できる頃には、症状はかなり進行していることがほとんどで、そこから先は、対処療法になってくるのが一般的です。

つまりどういうことかというと、自覚症状が出てくる前に発見することが必要になってくるのです。緑内障が発症する年齢というものはある程度決めっていて、40~50歳代になると緑内障の危険が出てきます、ごくたまに30歳代で発症するケースもありますが、これはレアケースです。

この年齢になったら、定期的に眼科に通い、眼科検診を受けることが必要になってきます。もし、本格的に緑内障を調べようと考えるのであれば、眼底検査としや検査を両方受けることをおすすめします。この二つの検診を受けることができれば、ほぼ初期の緑内障を発見することができます。

眼底検査は、実施している眼科は多くありませんが、視野検査であれば、どこの眼科でも、たいていやってくれます。覚えておくべきなのは定期的に行うことが重要だということです。

一回検査して、問題ないからといって長期間放置すると、早期発見することは不可能です。緑内障患者の多くは、検査を一度しかしない、あるいは2~3回で満足してしまって、その後放置して、自覚症状が現れ、気づいたら、かなり進行していたというケースが非常に多いのです。

緑内障を早期発見しようとするのであれば、定期的な検診を受ける以外に方法はありません。緑内障適年齢期になったら、できれば、かかりつけの眼科医をつけて、定期的に視野検査と眼底検査をしましょう。

緑内障の食事治療~症状を緩和できるオススメ食べ物リスト~

ここでは、緑内障の患者の人が心がけるべき食生活について考察します。加えて、どんな食べ物を摂取するのが望ましいかについて、説明します。最初に重要な事は、緑内障の症状が、食生活によって改善することはないという事実を、しっかりと把握すること。そして、食生活に気をつける目的は、眼圧を正常に保つためであることです。

規則正しい食生活を維持して、適切な栄養素を摂取すれば、緑内障の症状を改善することは不可能ですが、進行を遅らせることができると確認されています。まず、食生活についてですが、とにかく、毎日決まった時間に食事をとることが、最も眼圧への影響が少ないとされています。

朝食を抜かないこと、夜食を控えること、間食をしすぎないことなどどれも基本的なことですが、これを守るかどうかは、症状の悪化に関わってきます。次に摂取するべき栄養素です。ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEの各種ビタミン類。これらは、視神経及び眼圧を正常に保つ働きがあるので、必須栄養素と言っても過言ではありません。

イシリトール、ストレスを緩和させる働きがあります。マグネシウム。ミネラルとして、筋肉の痙攣を防ぎます。特に眼球の筋肉は房水をコントロールする効果があるので、重要な成分となります。

これらを踏まえたうえで、どんな食べ物を取るべきかについて解説します。目標をすべき食生活は、一言で言えば、昔の日本人の食生活です。主食は玄米や雑穀類です。玄米は、上述した栄養素を含んでおり、各種雑穀類も、白米に比べて、高い栄養素があります。

副食は、有機野菜(特に緑黄色野菜)を中心に魚を主体にすべきです。豆腐や海草もオススメです。逆に摂取を控えるべきものも多々あります。基本的には、高カロリーの食品と考えて差し支えありませんが、特に化学調味料を使った食品と肉類と揚げ物の3つはできるだけ避けるべき食べ物です。これらは眼球に負荷を与える成分を含んでおり、出来ることなら、食べずにいることが望ましいです。

緑内障の人は要チェック!最新のレーシック手術の解説と、その費用

ここでは、視力を矯正することができるレーシック手術というものについて、その概要と費用について、わかりやすく解説します。まず、レーシック手術とはどんなものなのかということですが、これは、簡単に言えば、レーザー照射によって眼球の角膜を削り、悪化した視力を回復させるという手術です。

レーザーというと、高熱を発する兵器のようなイメージがあり、それを眼球に照射しては危険なのではないかという不安が発生しやすいと思います。レーシック手術で使用されるレーザーは、エキシマレーザーと言われるものです。

この部分だけ専門的になってしまいますが、エキシマとは希ガス原子とハロゲン原子の混合物であり、その放射光のパルス発振がエキシマレーザーです。

問題なのは、このエキシマレーザーが人体にとって危険なのかそうでないのかということです。人間の角膜は、熱損傷に対して無力であり、レーザーを当てる危険性について問題視されがちです。過去にも、市販のレーザーポインターを目に受けると、視力低下などの問題を引き起こすと言われてきました。

さて、では本題ですが、このレーシック手術に利用されているエキシマレーザーにはどんな特徴があるのかということです。エキシマレーザー光は通常のレーザー光に比べて、極めて波長が短いです。

つまり、照射するエリアを正確に絞ることができるのです。また、このレーザーは照射時に熱を発生させません。当然、熱に伴う衝撃波もないため、角膜に損傷を与えることもありません。と、ここまで書くといいことずくめのように感じられますが、レーシック手術には、メリットとデメリットが存在します。それについて次に説明します。

レーシック手術のメリットとはなんでしょう。無論、第一に挙げられるのは視力の回復です。メガネなどで視力矯正をする必要がなくなり、裸眼の視力を上げることができます。加えて、手術のリスクが低いため、心理的な抵抗が少ないことも特徴です。手術は短時間で終わることが多く、手術中に入院するといったことはほとんどないです。

ですが、この治療も万能ではありません。当然、レーシック手術にはデメリットも存在します。まず問題になるのは合併症です。後遺症として残るような深刻な合併症のリスクは1%未満と極めて低いですが、そうでないものは確かにリスクとして存在します。

最も多いのは、矯正後のドライアイです。術後6ヶ月以降のドライアイ罹患者は約3人に1人と言われています。このドライアイは後遺症として残る場合が有り、中には人工涙液が必要となる場合もあります。

そのほかにはコントラストの低下、矯正による乱視、メガネ等の視力矯正具使用時の視力の低下等の問題も、低確率で発生します。このような事態にならないようにするには、自身に適切なレーシック手術を判別することが重要になります。

レーシック手術にはいくつかの種類があります。加えて、その費用も異なってきます。一般的な視力矯正のレーシック手術の相場は、安い場合7~8万です。乱視矯正や、近視を治す場合や、視力の屈折異常が大きい場合などは費用が高くなります(高い場合、最高で50万円ほど)。

その費用は一概には説明できません。なぜなら、この手術は自由診療として認められています。つまり、手術を実施した病院ごとに、その費用がバラバラなのです。また、保険の適用外になる場合と適用内になる場合も、個人によってまちまちで、適用されれば、手術費用はほぼ無料になる場合もあるのです。ですので、もし、レーシック手術を受ける場合は、事前に下調べをすることが大切になってきます。

意外と知られていない!?サプリメントと緑内障の関係

緑内障の誤解されやすい認識を正すため、最初に記述しておきます。緑内障を完全に治す方法は存在しません。緑内障の手術は、症状を緩和させたり、進行を遅らせるものであり、一度失った視野を回復させることは不可能です。

緑内障の症状をサプリメントで改善できると考えている人が多いですが、これも正確には事実ではありません。サプリメントとは、医者が処方する薬ではありません。言ってみれば、人体の栄養を補給するものです。それを踏まえたうえでの、サプリメントと緑内障の関係について、説明します。

通常、緑内障にかかった患者は眼科に行って診断を受けます。そこでは、緑内障がどの種類の症状なのかを診断され、薬を処方されます。どの種類かというのは、原発開放隅角緑内障か閉塞隅角緑内障かといった、緑内障の種類を診断するということです。

そして、医師の診断により、内服薬または点滴薬、点眼薬を処方されます。症状が重度の場合、手術を勧められる場合もあります。ここで重要なのは、この内服薬とサプリメントの関係です。内服薬で多いのは、点眼薬の効果を助けたり、点眼薬が効かない場合に処方されます。これらの薬は、眼圧を下げる効果を持っていたり房水の産生を抑えるものだったりします。つまり、眼球に直接働きかけるのです。

一方、サプリメントは、これらとは少し趣旨が違います。緑内障の患者がよく利用するサプリメントには「ルテイン」という成分を補給するものが一般的です。このルテインという物質が何故、緑内障にとって効果的なのかを説明します。

ルテインという成分には強力な抗酸化作用があります。紫外線には、活性酸素を発生させる効果があり、当然、普段からものを見ている我々の目は大量の紫外線を浴びています。この活性酸素が眼球内に多く溜まると、眼圧上昇の原因になります。

ルテインは緑黄色野菜や海草に含まれていますが、多くを補充することは難しいのです。大量に野菜や海草をとることが現実的でないためです。そこで、サプリメントとして、ルテインを含む栄養素を効果的に取る方法が考え出されたのです。

緑内障の直接的な改善にはなりませんが、目の状態を良くすることは可能です。ルテインを多く摂取することは、眼球内の水晶体を保護する役目も負っており、緑内障の予防だけではなく、眼精疲労や白内障の改善にも役に立つのです。

手術が成功すれば安心ですか?視野欠損の術後の生活注意点について

緑内障の手術が終わったあと、患者たちは通常の生活に戻るわけですが、その生活のうちで、いくつか注意する点があります。あくまで日常生活を送る上での注意ですが、怠ったりすると、症状が悪化したり、怪我のもとになったりします。

まず基本的なことですが、視野欠損患者の人は、暗い場所に長時間いることはよくありません。わたしたちの目は、暗い場所に行くと、虹彩が動いて、瞳孔が開きます。特に、閉塞隅角緑内障の場合、瞳孔が開くと隅角が圧迫されて、症状が悪化してしまうおそれがあります。

次に食生活の面ですが、一般的には、食べ物や飲み物は手術前と同じで問題ありません。水分摂取を控えたほうがいいという噂もありますが、眼圧のコントロールさえできていれば問題ありません。飲酒に関しても、過度な量でなければ、特に問題ありません。

緑内障は眼球の病気であり、体全体の病気ではありません。そのため、重要なのは、食生活ではなく、点眼薬の服用を欠かさないことと、眼科医への定期的な診断を忘れないことなのです。視野欠損は、視界が狭くなったり、一部見えない部分が出てきたりします。

そのため、自宅にあるものの場所をきちんと把握することも重要です。特に、普段自分が歩くスペースに物を置かないようにすることと、いつも使うようなものの置く場所をきちんと定めておくことで、怪我や事故を防止することができます。

重度の視野欠損の場合、日常生活に問題が発生しやすくなります。家族などのサポートを受けることができる場合は、なんとかなることも多いですが、ひとり暮らしの場合など、身近に頼れる人がいない場合、些細なことでもかなり不便になってしまいます。

身の回りの物を、必要最低限のものだけにして、何がどこにあるかを把握できるようにすることが大切です。外出時も、細心の注意を払う必要があります。小さな段差や、ちょっとしたものでも転んだりする原因になり得るので、歩きやすい靴を履いたり、膝や肘にサポーターをつけたりすることもいいでしょう。

手術後の心構えとして最も重要なのは、自分の状態を把握することです。自身が行動するときに、どの程度の問題があるのかをしっかりと把握して、用心すれば、大きな怪我を負う危険性はグッと減ります。

緑内障患者の身近な危険!知らずに飲む風邪薬に潜む、危険な落とし穴

緑内障であると医師に診断された際に、風邪薬の服用を制限、または禁止される場合があります。これは、風邪薬に含まれる成分が、緑内障にとって悪影響を与える危険性を含んでいるからです。

緑内障にはいくつかの種類があります。ここでは、その種類の概要を簡単に解説した上で、どの種類の緑内障にとって、風邪薬を服用することが危険であるのかを説明します。

一つ目は、先天性緑内障です。新生児2万人から3万人に一人という確率で発症し、胎児の時点で眼圧が上昇し、眼球が膨らみます。次に開放隅角緑内障という種類です。房水の出口に当たる隅角が開いている慢性緑内障であり、原発開放隅角緑内障と正常眼圧緑内障の二つに分類されます。

三つ目は、原発閉塞隅角緑内障と言われるものです。防水の出口が狭くなっているタイプの緑内障です。先天的に水晶体の大きさに比べて頭眼部の容積が小さい場合に発症しやすいとされています。そして、最後に四つ目が、続発緑内障というものです。これは、ほかの病気や薬の影響によって眼圧が上昇し、緑内障のような症状を引き起こすものです。

この中で、風邪薬の服用にあたって気をつけなければいけないのは、二つ目の分類である原発閉塞隅角緑内障の方です。そもそも、なぜ風邪薬を服用するときにそのような緑内障に配慮した注意をされるかというと、緑内障は(特に閉塞型)、何かのきっかけで急激に眼圧が上昇することがあります。

市販の風邪薬や睡眠薬には、眼圧を上げる作用を持つ成分が存在し、それを服用した場合、緑内障の症状をさらに悪化させる原因となるからです。加えて、内科などで、風邪薬を処方される場合にも、閉塞隅角緑内障の場合、必ず担当医に申告することが必要です。薬剤師が調合した薬でも、眼圧を上昇させる成分が含まれている場合があるからです。

また、原発開放隅角緑内障の患者や正常眼圧緑内障の患者は、風邪薬の服用について、特に問題はありません。原発閉塞隅角緑内障患者でも、レーザー治療などを受けて眼圧のコントロールが成功していれば、さほど影響を受けないことも確認されています。

ここまでの内容をまとめると、緑内障には大きく分けて、開放型と閉塞型の2種類があり、そのうち、風邪薬の服用を注意しなければいけないのは、眼圧コントロール手術を受けていない閉塞型の緑内障患者ということです。

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